【レース報告:5月11日】28℃の高温での10kmレース。 目標には11秒届かず。ペースメーカーの効果を実感した
天候:晴れ 、気温:26℃、風速:4m/秒
今日は、約1か月半ぶりの10kmレース。
コースは河川沿いの片道2.5kmを2往復する折り返し。
参加人数が数十人程度という、アットホームな大会。ランナー渋滞もないので、実力がはっきりわかる大会です。
前回の10kmレースのタイムは「48分28秒」でした。
ここ1か月半のフォーム改善効果に期待して、目標タイムは1分短縮の「47分30秒(平均ペース:4.45分/km)」に設定。
結果は「47分41秒(平均ペース:4.46分/km)」。11秒未達でした。
スタート時のロスがないことを考慮すると、これが今の実力と受け止めるしかありません。
自己ベストなので嬉しいことは嬉しいけど、ちょっと微妙な気分、、、、、。
1kmごとのラップ推移は以下の通り。
5km~8kmの区間のラップが「4.56→4.57→5.03」と、5分/km前後に落ちたのが痛かった。
この区間はちょうど1往復終了した後の2往復目。
強くなった向かい風の影響を受けて、ペースががくんと落ちました。
呼吸がきつくなってきたこともありフォームが崩れ、弱気になってしまいました。
ラスト2kmでラップが30秒以上速くなっているのを見ると、この区間はもう少し頑張れたはず。
精神的な弱さが出たレースでした。
- ・スタート~2.5km:スタートでペース設定に失敗
- ・2.5~5.0km:呼吸が苦しいが、追い風に助けられペース保つ
- ・5.0~7.5km:息が上がりペース大幅ダウン
- ・7.5km~ゴール :救世主現る
- まとめ:一人練習の限界
・スタート~2.5km:スタートでペース設定に失敗
前日の涼しい気候からうって変わって、スタート前から強い日差しが照りつけました。
ウオーミングアップのときの気温がすでに26℃。レース中の気温は28℃にも上昇していたそうです。
朝方は緩やかだった風も、スタートが迫るにつれて徐々に強くなってきた。
言い訳するわけじゃないけど、記録を狙うには厳しい条件です。
係員の誘導に従ってスタートラインに着くと、なぜか1番前に立っていました。はじめての先頭スタートに、少しドキドキ。
号砲とともに、ダッシュのようなスピードで数人が僕の横を駆け抜けていった。
5kmの部との同時スタートだったので、おそらくそのランナーだと思う。
このスピードに惑わされてしまいました。
彼らの勢いにつられて、ついスピードが上がってしまう。200メートル地点で時計を見ると「3.45/km」。
レース前に考えていたペースは「4.40~4.45/km」なので、1分も早い。
明らかにオーバーペースなので、スピードを落とします。
次、500メートル付近で時計を見ると「4.05/km」。
まだまだ速すぎる。
早くも息が上がり始めた。
まずいと思って更にペースを落とす。しかし、この時の呼吸の苦しさが、最後まで続くことになります。
ラップ調整にも四苦八苦。
細かいスピードの上下を繰り返しながら、設定の「4.40/km」に落ち着くのは、1kmを過ぎてからになりました。
・2.5~5.0km:呼吸が苦しいが、追い風に助けられペース保つ
最初の1kmがハイペース過ぎたのでしょう。
2.5kmの折り返し地点では、かなり息が上がっている状態。
呼吸をコントロール出来ず、給水所のドリンクにむせてしまった。大部分を地面にこぼしてしまいました。
息が荒くなると、給水も難しくなることを知りました。
ただ、追い風に助けられて、ペースはなんとか4.40台を維持。
・5.0~7.5km:息が上がりペース大幅ダウン
今回のレースで一番苦しかった区間です。
5kmで折り返すと当然のことながら、それまでの追い風が向かい風に変わった。
向かい風に加えて、スタート直後から続く呼吸の苦しさで、4.40/kmペースの維持が難しくなってきた。
まだ半分残っていると思うと、精神的にひいてしまい、フォームに気を配る余裕もなくなってきた。
ペースが大幅にダウンし、5分/km前後にまで落ちる。
・7.5km~ゴール :救世主現る
7.5kmで折り返すと追い風に変わった。
「最後の2.5km!」と気持ちは切り替えたつもりだが、体が言うことを聞いてくれない。ペースがなかなか上がらず、しばらくはラップが5.00前後をうろうろ。
すると、8km手前付近で救世主が登場!。
30kmの部の参加者だと思うのですが、僕の横を追い抜いていくランナーが一人。
僕より少し早いぐらいのスピード。ついていけないことはない感じ。
すでに息も絶えだえの状態だったので少し迷ったものの、思い切って付いていくことにしました。
しばらくは2mぐらい後ろを走る。
明らかにスピードが上がったけど、息が苦しくならない。それどころか、一人で走っているときより、楽になったようにも感じる。
時計を見るとラップが4.30/km台に上がっている。
このまま、2kmほど引っ張ってもらいました。
最後300mぐらいになってゴールが見えてくると、その人を抜いてラストスパート。
ゴールしたときには、立ち上がれないくらいに息が上がってました。
息も絶え絶えだったのに、ラスト1kmのラップが4.24まで上がったのは、僕の力ではなく、明らかに前を走ってくれたランナーのおかげ。
本当にありがたかったです。
まとめ:一人練習の限界
今回のレースでは図らずも、ペースメーカーの効果を実感しました。
ペースが上がったうえに苦しさもさほど感じなくなった。
フォームに気をつける余裕ができ、リラックスして走れるようにもなりました。
今回のレースから感じた他の人と一緒に走るメリットは以下の通り。
・早いペースで走れる・・・・質の高いトレーニングができる
・ペースを意識しなくて良いので、フォームに意識を集中できる。
→フォームがよくなる
・リラックスできる
こうしてみると、他人と走る事はメリットばかり。
普段の練習にもトレーニングパートナーがいれば良いけど、なかなか難しい。
大会出場を増やすのが良い方法かも。